2012年10月8日月曜日

病気で会社を辞めるときの自衛について



正社員が過労により心を病んで辞めるケースが多いと聞きます。
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鬱などは、がんばりすぎる人が病むことが多いので、ひとりで無理にかかえこみすぎます。適切なサポートを受けて、まずは治療に専念しましょう。
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退職前に       

  • 有給をまずは消化しましょう
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  • 賞与があれば、退職日を調整しましょう。(余力があればですが)
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  • 休職扱いにしてもらえないか会社に相談しましょう。
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  • 傷病手当金が受給できないか会社に確認しましょう
    これは健康保険から支給されるものです。
    退職後の傷病手当の継続給付制度もあります。
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  • 正社員(厚生年金)のうちに病院にかかっておきましょう。
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    ※心を病んでいるひとはとくに無理せず精神科(心療内科など含む)にかかっておきましょう。敷居が高いかもしれませんが、専門医のサポートは必須です。
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    ※厚生年金加入者のうちに「初診日」があると、将来万が一病気をこじらせたとしても給付が手厚くなる場合があります。具体的に言うと、障害が残ったときのためです。念のためです。
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    ※すでに長期にわたって精神科に通院しているのであれば、医師に相談し、精神障害者保健福祉手帳(障害者手帳)を取得できるか検討しましょう。
    ・退職金の税金の優遇(退職所得控除額の増加)があります。
    ・失業手当(求職者給付)の給付日数が増加します(最大で360日に)
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退職後は       


  • 退職後も、保険(協会けんぽ)を「任意継続」できないか会社の人事担当に確認しましょう。
    ※国民健康保険は掛け金が割高です。とくに、前年の所得に応じて算定されますので、無職の最初の年には高額の請求が来ます。
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  • .退職したら、ハローワークに行って失業給付を申請しましょう。医師の診断書があれば、「止むを得ない退職」だと認められ、退職理由が「自己都合」から「会社都合」と同等に変更してもらうと、待機期間がなくなります。(定型の申請書・診断書があります)
    ※ただし、就労不可という診断にまでなると、給付はうけられません。(求職状態ではなくなるため)
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  • .国民年金に切り替えますが、同時に、失業に伴う「掛金の減免申請」を窓口で相談しましょう。役所からは教えてきてはくれません。あなたから働きかける必要があります。ハローワークでもらった求職者登録票などを見せましょう。
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  • 国民健康保険に切り替えますが、同時に、失業に伴う「保険料の減免申請」を相談しましょう。自治体によっては減免制度があります。役所からは教えてきてはくれません。あなたから働きかける必要があります。ハローワークでもらった求職者登録票などを見せましょう。
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  • 税金は減免があるところはあまりないと思いますが、失業に伴う納付相談はしておきましょう。ハローワークでもらった求職者登録票などを見せましょう。翌年(X002年)は、前年(X001年)の所得に応じて課税されますので納税などの資金確保が必要です。(どうしても払えそうにない人の中には、そうそうに住民票を抜くという荒技も・・・未納になるくらいなら、海外に行っちゃえば脱税じゃないからOKなのかも。世の中いろいろありますね;)

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以上、知っていることのメモですが、当方は素人です。
最新情報はキーワードをもとに各自でお調べ下さい。

調べる気力がないときは、とりあえず役所まで行ければ
あとは窓口で順次教えてもらえます。


※病気ケガ一般でも同様だと思います。
※滞納、不正受給にならないようにしましょう。
でも無理せず、受けられるサポートは受けましょう。