2010年10月23日土曜日

個人事業主さん必見! 屋号だけの銀行口座を開設する方法



個人事業で、お店の名前で銀行口座を開設しようとすると、断られたり、「屋号+代表者名」の長々した名義になってしまいます。取引先への見映えも、ちょっと気になるところ。

でも、ジャパンネット銀行 or 楽天銀行ならば屋号や店名の口座を開くことができます。法人格ではない営業性個人や任意団体でも大丈夫!


つまり、○○商店(代表 山田太郎さん)がお客さんに振込んでもらうために、「マルマルショウテン(普)000000000」とお知らせできるようになるのです。


まずは前提条件をクリア

楽天銀行の場合で説明します。
(ジャパンネット銀行の場合も同じです)

■前提1:
楽天で「個人名義」の口座をすでに開設している。これは、個人口座1つにつき、営業性個人口座(個人ビジネスアカウント)が1対1で結びつくルールだからです。

■前提2:
個人事業のホームページが存在して、住所・代表者名・連絡先が明記されていて、内容が公序良俗に反しないなど、銀行の審査基準をみたす。

■前提3:
開業届などを出している。(税務署の受付印つき開業届or個人事業開始申告書or商号登記簿謄本のコピーが必要)

■前提4:
他行にも代表の「個人」名義で、最低1つ口座をすでに持っていると有利です



上記の前提をクリアしていれば、以下のステップへ──



具体的な手順

(1)まず、楽天銀行に個人名義での口座を開設します。


(ジャパンネット銀行の場合でもほぼ同じです)


楽天銀行から郵送物など一式が届きます。


(2)口座を有効化して、ログイン後、マイアカウントの画面下の、便利なサービス > 個人ビジネス口座開設 と進みます



(3)個人ビジネス口座開設手続きをし、開業届などを郵送して、審査に通ったら開通です。

その際、口座番号・ログインID等として(個人口座とは別の)新しいものが与えられます。まだこの段階では、口座名義はフルの「マルマルショウテン ヤマダ タロウ」のまま。
http://www.rakuten-bank.co.jp/smallbusiness/account/flow.html



(4)副読み登録(ふくよみとうろく)を行います。ここで代表名を除いた「マルマルショウテン」を追加登録・申請をします。私は、この記事の末尾に記載したサポートダイヤルに電話をかけて申請しました。

口座番号はメインのビジネス口座の番号と同じです。あくまでも名義のサブ名称です。審査上問題なければ、複数追加も可能なので「マルマルショウテン エイギョウブ」「マルマルショウテン ヨコハマシテン」なんかもできそうです。



(5)申請が無事に通れば、3日~1週間で完了です。完了してもとくに通知は来ません(!)。他行から少額を振り込んで動作確認をしましょう。


(1)~(5)全体で、2週間ぐらいかかりました。



口座の関係まとめ

以下のように繋がっています。ジャパンネット銀行の場合もほぼ同じ仕組みです。


┌───────────────────
│個人口座 口座番号 #001
└───────────────────
  ↑
   │ 1:1対応 (口座番号は異なる)
   ↓
┌───────────────────
個人ビジネス 口座番号 #002
└───────────────────
   ||
   ||  エイリアス(口座番号は同じ)
   ||
┌───────────────────
│副読みビジネスアカウントA 口座番号 #002
│副読みビジネスアカウントB 口座番号 #002
│副読みビジネスアカウントC 口座番号 #002
│   :
│   :
└───────────────────




ひとつの「個人口座」に対して、ひとつの「個人ビジネス口座」が対応します。

その「個人ビジネス口座」のエイリアスを、複数登録できる仕組みです。複数の口座を持てるわけではありません。
また、あくまでも大元のビジネス口座名義は、代表名つきの「マルマルショウテン ヤマダ タロウ」です。

そのため、新しめのATMなどで、お客さんが口座番号を入れた段階で自動的に名義が表示されるシチュエーションでは、大元のビジネス口座名義がフルで出ます。また、振込を店側(あなた)からよそに対して行うときにも同様、受取る相手先の通帳には、大元の名義(あなたの名前入り)が記録されることになります。


以上です。
ホームページや請求書には、「マルマルショウテン(普)000000000」と書けるので見映えもいいですし、ATMからも送金しやすいでしょう。





※楽天銀行個人ビジネス口座:
サポ─トダイヤル ⇒
(平日9-17)

※ご注意:
以上はすべて 2010.10.1時点の情報です。
また、個々人の状況によっては、
この記事通りではないかもしれませんのでご容赦ください。
正式には、銀行HPか直接問い合わせて聞いてください。

http://www.rakuten-bank.co.jp/support/contact/contact.html
http://www.japannetbank.co.jp/help/customer.html 

0 件のコメント: